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私がこの会社を立ち上げた原点は、定年まで過ごしてきた放送現場に一人でも多くの優秀なスタッフを送り込みたいという思いからでした。素質のある人を探し、育て、職場に送り込む。ところが、始めて見て気づいたことですが、これは「言うは易く行うは難し」の見本のようなことでした。慣れない事業展開の難しさに立ち往生することもしばしばでした。私から見れば息子や娘にあたる年齢の人たちがひたむきな態度で仕事に取り組んでいる姿は、言葉にならない感動と勇気を与えてくれ、事業継続の何よりの支えとなってきました。
南アメリカの古い物語に「ハチドリのひとしずく」という話があります。私は時々手応えが感じられなくなって無力感にとらわれた時に、この言葉を思い起こすのです。森が燃えている。動物たちが次々に逃げて行く中、一羽のハチドリが水をひとしずくずつ運び、火の上に落として行く。他の動物たちがそんなことをして何になるのだと笑うとハチドリは答える。「私にできることをしているだけ」
私の事業への挑戦は、幸いにして多くの方々の理解と協力をいただき、順調と言える状況で6年目を迎えようとしています。しかし、なお多くの課題も抱えています。社員にとって現実的な問題として終身雇用の形がとれないこと。この先、そうできないまでも安定した仕事を末永く継続できる体制をどう作って行くかが大きな課題です。
こうした中、NHKの実力派の気象キャスター陣、平井信行、高田斉、半井小絵、関嶋梢、渕岡友美、NHK仙台の勝又幸恵、NHK静岡の中山尚美、国際放送の英語気象キャスター越智さきの加入でウイングの知名度は大いに上がりました。更に平成21年度には、仙台の宮城テレビに高橋香純、NHK長野局に播摩圭子、仙台放送に斎木美佳、平成22年4月からは名古屋の東海テレビに菊池真以が採用され、ウイングの気象キャスター陣はさらに厚みを増しています。
平成23年度、(株)ウイングは創立7年目を迎えますが、オンデマンド、アーカイブスなど、業務内容も幅が広がり多様になってきました。会社の体制を一層整備して放送を支える役割を果たしてゆく所存です。志を持つ新たな仲間を歓迎します。
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